マヌカハニーと比較したソバハチミツの生化学的性質、抗菌活性、細胞抗酸化活性について
糖分、タンパク質、総フェノール類、メチルグリオキサール(MGO)、ミネラル、フェノール化合物の含有量を含むソバハチミツの生化学的性質を、マヌカハニーと比較して測定した。
ソバハチミツは、マヌカハニーに比べて糖分、タンパク質、総フェノール類についてはより高い含有量を、MGOについては低い含有量を有している。ソバハチミツは、人体にとって重要な多数の機能に関与するミネラルを、マヌカハニーと同様に豊富に含んでおり、鉄、マンガン、亜鉛はマヌカハニーよりもさらに高い含有量を有している。
ソバハチミツに含まれる主要なフェノール化合物はp-ヒドロキシ安息香酸、クロロゲン酸、p-クマル酸である。また、ソバハチミツの抗菌活性と細胞抗酸化活性はマヌカハニーに匹敵している。ソバハチミツは、黄色ブドウ球菌や緑膿菌に対してもマヌカハニーと同等の抗菌活性を示すことに加え、細胞抗酸化活性はマヌカハニーよりも高いことが明らかになった。